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製造業15年の経験から若者の職人離れと改善策を考えてみた!

こんにちはyota (@yota_28351)です!

今始まったことではないんですが、「若者の職人離れ」が深刻な問題になっていますよね。

僕は製造業を15年くらいやっている30代ですが、それでも「若い」部類に入ってしまいます。

これは今の若者達の職人離れの影響で、職人の年齢層が底上げされているからです。

まぁ、若者からしたらオッサンな僕でさえ、職人の世界や環境は全く魅力ないし、「つまらない」と感じることが多いので当然の結果だと思います。

今回は「若者の職人離れ」と「改善策」について今までの経験から考えていこうと思います!

MEMO
僕が製造業なんで「製造業での職人」で考えていきます。

問題点

まずは問題点から考えてみましょう。

細かい理由を含めれば、キリがないくらいありますが、僕が実際に見たり聞いたりしたものの中で代表的なものを取り上げてみました。

問題点ばかりなんですよね・・・・

環境が悪い

とにかく、製造業って基本工場労働だし、古い設備や建物ばかりなので環境が悪いんですよね。

工場ってコンクリートで覆われてたりすので、「冬は寒くて夏は暑い」じゃないですか。

まず、この環境が若者によくないと思います。

昔の人達は「寒ければ動けばいい」「夏だから暑いのは当たり前」みたいな我慢を美とするとこがありますが、今の若者達は違うわけです。

上記の理由からエアコンをギリギリまでつけない職場が、今だにあるんですよね(電気代の節約も兼ねて)

後は衛生面にも問題あったりしますよね。

工場って機械油や薬品なんかも使ったするし、職人って手作業が多いので、怪我もしやすいですし。

僕も指を縫う怪我や打撲など、「手」の怪我は何度もあります。

職人って昔のやり方のままが多いので、安全面が疎かになっている部分が結構あるんですよね。

安全面を考慮すると「設備投資が必要」になったりするので、「そのまま」っていう会社が今だにあります。

まだまだ将来がある若者が、見るからに怪我しそうな仕事なんか好き好んでやるわけがないです。

今は倒産してないんですが、僕が初めて就職した工場は、発がん性がある薬品を普通に素手で使用してましたからね。

もう10年以上前の話ですが、今の時代だったらメチャクチャ大騒ぎになるんじゃないかと。

平均年齢が高い

職人の世界って平均年齢高くないですか?

若者離れだし、ある程度の「腕」になるまで時間がかかるので平均年齢が高くなってしまうわけです。

30代の僕でさえ、年齢が上な人ばっかりで「つまらない」って感じるくらいですから(笑)

まだまだ遊び盛りの若者が、オッサンしかいない職場で働きたがるわけがないですよね。

何人か新卒で入ってきた子がいましたが、年配者の下に着くと必ずといっていいほど、「話が合わない」ってなってました。

これを言うと「仕事はそういうものだ」って言う人がいますが、今の若者はそう思ってないから、辞めてしまうわけだし、現実に「若者の職人離れ」になっているわけです。

本気で若い職人を育てたいのであれば若者ではなく、年配者側が考えを変えなければいけないと思います。
「若い職人が育たない」理由を製造業15年以上の経験から伝えよう。

コミュニケーション下手が多い

製造業の職人ってコミュニケーション下手が多いんですよね。

そもそも製造業自体、「人と接するのが苦手」なんて人ばかりですし。

その中で、僕は人と「話すの大好き」「黙っているのが無理」って珍しいタイプになっております(笑)

過去にはコミュニケーション能力を買われリーダーも経験しました。

職場でただ一人「中卒」だった僕がリーダーに就任するまでの思考と行動

で、もともとコミュニケーションが苦手な人は相手が若者だと、とくに話さなくなったりするんですよね。

新人の若い子に仕事を教えてあげる時も、必要最小限しか話さないし、休憩になると一人になりたいから、新人を置いてどこかに消えてしまったりします。

酷い人になると、初日の人に対して何も教えてあげない人とかいますからね。

僕も「どこで休憩すればいいのか?」「トイレはどこか?」「食事はどこですればいいのか?」などを誰も教えてくれないので確認した経験がありあます。

こんな感じの人が多かったりすると、もともと好き好んで、職人を始めたわけでもない若者は簡単に辞めてしまうってわけです。

僕がリーダーをしていた時にも、理由は他にもありましたが、「話し相手がいない」って若者が退職しました。

三社ほど製造業を経験しましたが、どの職場も必ず無口でコミュニケーションが苦手な人がいるんですよね。

そういう人の下に付いた若者は高確率で退職していますが、会社側はどういう判断をしているんだでしょう・・・・

職人自体の意識が低い

個人的には若者を育てる意識が低い、職人達に問題があるように思っています。

今の若者達には「根性論」は通用しません

それにもかかわらず、仕事は昭和的な教え方で、「見て覚えろ」「職人の世界は厳しい」みたいなことを今だに言い続けてる結果が、若者の職人離れになっているじゃないですか。

ぶっちゃけ、職人って仕事教えるの下手な人多いんですよね。

人によって言うこともバラバラだし。
[製造業]人によって仕事の教え方が違う!?タイプ別対処法を教えよう

昔のやり方のまま今の若者に教えて、辞めてしまうと「根性がない」で済ませてしまうんですから。

「若者が辞めてしまう」ということは、何らかの原因があるはずなのに考えようともしません。

仕事を教える職人側も教え方を学んだ方がいいのではないでしょうか。

体力的にキツイ

職人の世界は肉体労働なので、体力的にキツかったりします。

肉体労働自体、若者が嫌がりますよね。

要は職人もそうだけど、若者が肉体労働をやらなくなってきているわけです。

肉体労働の本当のメリット・デメリットを15年以上の経験から語ってみる

ここは効率化を計って、負担を減らすようにすれば楽になると思うんですよね。

職人の世界って効率を考えないで「昔のまま」なことが結構あるので、ちょっとやり方を変えただけで作業が楽になることがザラにあったりします。

ぜひ、体力的にキツい仕事は改善して、少しでも楽になるようにした方が、皆がハッピーになりますよね。

「若いんだから体力あるだろ」って言う人がいますが、若くてもキツイもんはキツイ!(昔散々、重たいもの持たされました)

後は「若い」を理由に力仕事などを若者に全て押し付けるのもおかしいですよね。

パワハラ

職人の世界ってパワハラっぽいとこあると思います。

仕事を覚えるまで「放置」とか「べらんめぇ口調」で威圧的な感じの人とかいますし。
製造業で多い退職理由10選!!ほとんどがパワハラですね。 下町育ちで製造業の職人やってるけど「べらんめぇ口調」が嫌いです。
何度も言いますが、今の時代に昔と同じようなことをしてたら、若者からしたら全てパワハラですよ!?

僕も働き始めた頃、頭突きされたり、怒鳴られたり、入社後3ヶ月放置されたりいろいろと経験しましたが、今思えばおかしいじゃないですか。

以前、働いていた職場では若い子にプライベートな質問をしてた人がいて、「それってパワハラじゃないですか?」なんてツッこまれてました(笑)

それだけ、今の若い子達はシビアなわけです。

普通に考えてみれば、自分が若い頃に、年の離れてた人に質問攻撃されても嫌でしたよね。

「最近の若者は!」なんて毛嫌いするのではなく、若い職人を育てたいのであれば、しっかりと配慮してあげる必要があるのではないでしょうか。

昔を引っ張り出す

何でもすぐに昔話に繋げる人いますよね。

30代の僕でも全く興味が出てきません。

よく若者と話したいのか、「俺は昔は〇〇だった」みたいに武勇伝を聞かせたりする人がいますけど、苦痛でしかないんですよ(笑)

以前の職場で僕と仲が良かった若い子は、いつも武勇伝を聞かせてくる人に対して、いつも「あのオッサン昔話ばかりでウザイ」なんて言ってましたからね・・・・

結局、この子はオッサンとケンカして退職してしまいましたから。

そこのあなた!

職場で武勇伝ばかり話してませんか?

作業着がダサい

「作業着が嫌」って若い子もいます。

僕も作業着嫌いなんですよね~。

安全靴などは自分の身を守る為に必要だと思いますが、上着とかは何でもよさそうじゃないですか。

20くらいの頃に「作業着来てると老けて見える」とも言われたことがありますし。

「作業着を着たくない」って若者はたくさんいるはずです。(ネットで検索しても出てきますし)

昔ならではの作業着ではなく、もっとオシャレでカッコイイのであれば、また変わってくるのではないでしょうか。

仕事内容ではなく、「とりあえず作業着が嫌」っていう若者を取り込めれば、違った流れになってくると思います。

改善策

では、僕なりの「若者の職人離れ」の改善策について考えてみます。

当たり前のようだけど、ちょっとしたことで改善されると思うんですよね。

教育制度を設ける

職人の世界って「じゃ、この人に仕事教わってね!」のような感じで、ちゃんとした新人研修のようなものがなかったりするんですよね。

とくに、小さな会社だと尚更だと思います。。

まず教育制度を設けることによって、「仕事を教えてもらえない」とう理由で辞める人を防ぐことができるし、放置されることもなくなるわけです。

この教育制度があれば、会社にも馴染みやすくなるし、仕事の流れもつかみやすいのではないでしょうか。。

あと、作業マニュアルとかもない会社ありますよね。

僕の今の職場もそうなんですが、確認してみた所、「頭に入ってる」からと言われました・・・・

メチャクチャ効率悪いですよね。

コミュニケーションを取れない人を指導者にしない

絶対にコミュニケーションを取れない人を若者の指導者にはしてはダメです。

まだ仕事に不慣れな若者だと能動的には動けないので、しっつかりとサポートしてくれる人ではないと厳しいんじゃないかと。

ありがちなのが「自分で考えて動け」なんですが、仕事の流れを把握できてないのに無理じゃないですか。

僕は何度も、コミュニケーションを取らない指導者の下で、仕事中に「ポツン」と孤立した若者を見てきました。

孤立させられてしまった若者達は、だいたいは一ヶ月程度で辞めてしまいましたね。

そりゃ、そうですよ。

まだ、何も分からない状態から指示もらえないし、指導者も何も声をかけないんですから。

「仕事を教える暇がない」とかありますが、これって完全に会社の体制の問題じゃないですか。

若者にも権限を与える

職人の世界って、年功序列の感じが残っていて、一番若いと「自分の意見も通らない」みたいなことがあるんですよね。

これは日本ならではの「年上を敬う」という部分だと思うんですが、一番下っ端からすると、面倒なことばかりだと思います。

「ちょっとした片付けは全て下っ端がやる」「手を洗うのも先輩から」「先輩達には気を遣う」などなど。

今の時代は、運動会でも順位をつけないくらい優劣を決めないのに、そんな環境で育った若者に「お前が一番下っ端だ」みたいな扱いをしたらすぐに辞めてしまって当然だと思います。

まぁ、社会ですから多少の年功序列はあるかもしれません。

けれども、職人の世界は行き過ぎた風潮が、まだまだ残っているように思えてしまうのは僕だけでしょうか?

労働環境の見直し

製造業などの工場って労働環境あまりよくないじゃないですか。

経年劣化とか。

なので徐々に改装している会社もあったりするわけです。

以前に、取引先の工場が新築されたんですが、「THE工場」って感じが全くなく、オシャレな外観で工場内も、すごくキレイで音響設備もついてるし、休憩室はカフェみたいにキレイでした。

このような環境の職場だったら、工場のイメージによくある3K労働(キツイ、汚い、危険)で、ためらっている若者達を取り込むことができるのではないでしょうか。

待遇面を考慮する

職人の世界ってスキルが身に付くまでは、給料が低いんですよね~。

なので、見習い職人の若者だと非常に薄給なわけです。

雇う側からしたら「仕事もできないのに高い給料は出せない」という判断になると思いますが、育てたいのであれば、多少は待遇するべきだと思います。

だって、他の職業と待遇が変わらないのであればキツイことが多い職人なんて、若者じゃなくてもやらないじゃないですか。

だからこそ待遇を良くして「頑張ればもっと良くなる」という希望を持てるようにしてあげた方がいいと思います。

趣味で働いている人なんてそうそういないんですから。

最後にまとめ

今回は「若者の職人離れ」についてでした。

この問題は本当にさらに深刻化していくと僕は考えています。

当ブログには「工場で働いているけど辞めたい」という相談が定期的にきている状態です。

ブログを通して「辞めたい側」の人達の意見をいろいろと聞いてきたので、興味がある方はご相談下さい。

このままでは職人はいなくなってしまうんじゃないかな・・・・

おわり。